そもそもイギリスの大学院出願(修士・博士)には何が必要なのか
こんにちは、Hana です!
コロナの影響で、UCLもついに学校の閉鎖を宣言しました。
月曜日から、全ての授業がオンラインに切り替わります。
かなり「非常事態」だという認識が広まり、ピリッとした空気感を感じながら生活を送っています。
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さて今日は、イギリス大学院出願に関する基礎知識をまとめたいと思います。
修士・博士どちらの出願も経験したので、それぞれについて書いていきます!
もちろん細かい点は各大学で異なるので、しっかりとホームページをチェックしてください!
- 英語スコア(入学予定時期から2年以内に取得したもの)
こちらは、最悪満たしていなくても「入学の時期までに満たしたスコアを提出すること」という条件付き合格をゲットすることが可能です!
私は、IELTS 7.5 (reading: 7.5 listening: 9.0 writing & speaking: 6.5)で提出しました。
- 学部時代の成績
イギリスの教育機関で取得した成績に関しては詳細に足切り設定がされているのですが、日本人に対しては「とても良い成績を取得していること」と言った具合で具体的な数字が設定されていないことが多いです。
私は日本の大学のGPA 3.92と、交換留学時代のアメリカのGPA 3.97を提出しました。
- 推薦状
2-3通求められることが多いです。私は学部時代の卒論指導教員の日本人の先生2名にお願いをしました。
- personal statement
A4 2枚程度のエッセイです。プログラムから何を書いて欲しいかの指定があるかとは思いますが、ざっくりと、
なぜこのプログラムに参加したいのか
今後何をしたいのか
自分がプログラムのメンバーになることでどのような貢献ができるのか
自分がプログラムに参加するにふさわしいと思う理由
などを書きます。こちらは後日記事にまとめようかなと思います。
最大のアドバイスは、嘘はつかない。けれどありえないくらいの自信家になったつもりで自分をアピールしまくる。です。謙遜しちゃダメ!!!!!
- application fee
出願にはお金がかかります。80ポンドくらいでしょうか。
あとは細々と証明書(パスポートやら在学証明書やら)の提出を求められたりします。
出願はオンライン形式が主流ですが、UCLはエージェントに代理で提出してもらうのは禁止されていた気がします。
手順は全く難しくない(丁寧なガイドラインもある)ので、エージェントに高いお金を払わずとも自力で問題なく提出できるかなと思います。
博士
- 英語スコア
一年間イギリスの修士過程に在籍している私は免除でした。
- 成績
まだ修士の成績が出ていなかったので、学部時代のものを使用しました。
- 推薦状
2-3通。学部時代の卒論担当の先生と、大学卒業後に所属していた研究室のリーダーの先生に書いていただきました。
- 研究計画書
ここが修士と大きく異なるところです。こちらを作成するためにまず指導教官になっていただきたい先生に連絡をし、そちらの先生の指導のもとで計画書を作成します。
もちろん自分のアイディアを元に自力で作成し、それにコメントをしていただく形で意見を擦り合わせていきます。
具体的にどのような研究をするのか、どのような過去の研究がなされているのか、どのような実験デザインを使用する予定か、などなどをA4 2枚ほど書きます。
- (personal statement)
博士の場合は研究計画書がpersonal statementを兼ねているので免除の場合が多いです。
- (CV)
履歴書。任意で提出の場合が多いです。ここでどのようなハード・ソフトウェアを使えるのか、プログラミングの経験があるのか、研究スキルをどれほど持っているのかなどのアピールができます。
博士はapplication feeはかからない場合が多いです。
また、人気のプログラムだとまず最初にcover letterという短いバージョンのpersonal statementのみを提出し、一次審査を通ると初めて研究計画書を求められたり、面接で研究について根掘り葉掘り聞かれたりする場合もあります。
博士は、奨学金付きのプログラムだとどうしても競争率が高くなりがちですが、
留学生は奨学金付きのプログラムに応募できないことが多いです。
その場合、自費(もしくは自力で奨学金を獲得して)でのプログラム参加ということになるので、少し競争率は落ちるかもしれません。
ざっくりとこんなところでしょうか。
具体的な出願書類は大学によって大幅に異なるので、しっかりとHPを確認してください!
Hana