コロナ禍のUCLと私の決断
お久しぶりです、Hanaです!
人生に余裕がなく、前回の記事から大分更新が途絶えてしまっておりました。
途絶えていた間に私を取り巻く状況がかなり変わったのですが、
とりあえず現状としては
- 奨学金取れた(JASSO)
- UCLのPhD受かった
といった感じです。
今回は、UCLの現在とこれから、そしてそれに伴う私の決断について時系列順にざっくりとお話しします。
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3月
UCLは全ての建物を閉鎖、全てのスタッフ、学生はリモートワークに切り替えとなりました。実験室も全て閉鎖となったので、修論研究は、オンライン実験もしくはsystematic reviewへの切り替えを余儀なくされました。
私はこの段階で、イギリスに止まる利点が見出せなくなったので日本に帰国。
JASSOのご厚意で、帰国後も変わらず奨学金をいただけています。
また、UCLのご厚意で、残りの寮費を払わずにすみました。
成績評価の変更が発表されたのもこの頃。
1年間の成績を算出する際には1学期の成績の比重をあげるとの御達しが出ました。
2学期の成績が上回る場合は1学期の悪かった成績とチェンジができるとのこと。
他大学ではPass/Failの評価に切り替えるところもありましたが、UCLは評価自体は今まで通りの4段階評価でした。
また、課題の提出日が1週間、修論の提出日が3週間延びるというマイナーチェンジも。
授業料返済はないということでしたが、致し方ないのかなと思います。
それよりも、未経験のガイドラインの存在しない状況下で迅速にこれらの決定を下した大学に私は拍手を送りたいです。
4月−6月
開催予定だった学会や毎週のミーティング、講演会など全てがオンライン開催に。
重要な説明会などは、時差を考慮して複数回開催してくれました。
6月以降、徐々に施設の閉鎖が解除され始め、少しずつですがキャンパスに人が戻ってきているようです。戻っているのは学生というよりもスタッフ、教員陣のようですが。
UCLは9月の新学期からは大学を完全に開け、学生を迎え入れる予定と発表しています(詳細:https://www.ucl.ac.uk/coronavirus/keeping-safe-campus/live-updates)。
オンラインと対面のハイブリッドで秋学期は教育を進め、ロンドンに来れない学生に対するサポートもしてくれるそうです。
ですが、対人実験に関する御達しはまだ出ておらず、コロナ前の環境に戻るにはまだまだ時間はかかりそうです。
このような状況の中、私は博士課程の開始を一年延期する決断をしました。
帰国してから何ヶ月も決断を下せずにいましたが、
JASSOから奨学金をいただく身として、外務省の発表する海外安全レベルが1に落ちない限りロンドンに戻れない。一方で戻れる算段が全く立たない。
というところが決め手となりました。
来年にはキャンパスが元どおりになっていますように。。。
gap yearの間に何をするかはまだ決まっていませんが、
現在所属するラボとリモートで研究を続ける予定です。
そして、修士課程在籍中にはなかなか更新できなかったこのブログを
ぼちぼち更新できたらなあ。
それでは
Hana