日本と海外の院、どっちがいいの??
こんにちは、Hanaです!
こちらもコロナでざわざわし始めております、ようやく。
先日もUCLのアジア系の学生が暴行事件に巻き込まれたとか。。。
私はまだ嫌な目には合っていませんが、毎日ビクビクです。
早く収束しますように。
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今日は日本と海外院の比較を、私が思いつく限りでしたいと思います。
迷ってる方の助けに少しでもなれば幸いです。
前提として、海外院に結果進学した友人のほとんどが日本の院も受験していたということをお伝えしたい!
私はどうにもこうにも時間が捻出できなかったこともあり、イギリスに絞りましたが、
どちらかにしないといけない!ということはないと思います。
オプションは多いに越した事はありませんからね!
以下の比較はどちらも受かった時に優先順位をつける観点としてとらえてもらえれば。
日本の利点
- 安い、とにかく安い。
- 母語での勉強が圧倒的に楽
- 文化の違いといった負担がなく勉強に集中できる環境
- 今後日本で働く(研究・就職どちらでも)ことを考えると大切なコネづくりをすることができる
- 研究室訪問で実際に大学院の雰囲気を手軽に知ることができる
- 大学院に関する日本語の情報量が圧倒的に多いので受験対策や大学院生活の想像がしやすい
- 国家資格(公認心理師など)の取得を目指している場合はもっともストレートに取得する方法が国内院進学
- 自己アピールが苦手ならば試験スタイルの国内院が圧倒的に合格しやすい
海外の利点
- 将来研究者になりたいならば英語が共通言語。最初はきつくても今からトレーニングしておいたほうが良いのでは?(特に論文の読み書き)
- 国際学会があちらこちらで開催される
- 様々な国から集まった精鋭の研究者(とその卵)と切磋琢磨できる
- 将来の就職先のオプションがかなり広がる
- 奨学金をゲットできればそれほど学費は高くない
- 教授との距離が近い(個人差あり)
- スタンダードが国際ジャーナル提出なので、経歴書が華やかに?(もちろん努力次第)
- 逃げ道があまりない(海外にまできてしまったのでやるしかないという心持ち)が故に勉強が捗る、でも自分を追い詰めすぎると精神が参ってしまうという諸刃の剣
- 試験を受けるスタイルが嫌いならば海外院の方が圧倒的に入りやすい
色々と書きましたが、私が海外院進学を選んだ理由はシンプルに、日本だと自分のやりたい分野を効率的に学ぶ環境があまり整っていなそうだったからです(もしかしたら私のリサーチ不足かもしれませんが)。
絶望的に英語ができないのでないならば、やりたい分野が定まっていて、憧れの研究者が海外にいる場合は留学をお勧めします。学生という立場は本当に素晴らしいです。彼らに近づき放題です。むしろそれが大歓迎なんです。
逆に、それくらい強い思い、「どうしてもこれがやりたいんだ」という思いがないならば海外院を選ぶのはリスキーかな、とも思ってしまいます。
行きたい理由が明確でないとまず奨学金は取れませんし、何より自分が海外でメンタルをやられてしまう時期がくると思います。
私は渡英してから思うような結果が出ずに大号泣したことがあります。それでもこの地で頑張ろう、見返してやろうと立ち直れたのは、イギリスに来た目標、UCLで達成したい明確な目標があったからでした。
海外に住んでいた時期が長いといった特殊なケースをのぞいて、海外の大学院で勉強するのはかなりストレスがかかります。
それに日本は本当に優秀な頭脳が集った国で、素晴らしい研究をされている研究者の方々が日本中の大学や研究機関に溢れかえっています。わざわざ海外に行かずとも質の高い教育を受けることが可能です。
それから海外で学ぶ時期は3つあります。修士、博士、ポスドクです。
私はやりたいことが定まっていて、修士を受ける前からUCLの博士に行きたいという目標があったので、それならばより入りやすい修士から内部に潜入して、コネを作って博士に受かりやすくなる環境を作ろうと思い修士から留学を決めました。
ですが、修士は日本語で基礎をがっちり固めて、博士から海外に行かれる方もたくさんいますし(実際その方が修士での学びの質は高かったりするのかなと思ったりもします)、博士まで終えてかなり専門的な知識を身につけてからポスドクで海外の研究室に入られる方もたくさんいます。
日本なのか、海外なのか、一体どの時期で海外に行くのか、
どれが良い悪いは本当になく、ただただ個人の学びのスタイルや
人生設計を考えた時にどれがマッチするかどうかだと思います。
どの道に行っても楽しいことはたくさんありますし、涙を流す経験もすると思います。
どれを選ぶかよりも、なんでそれを選んだかに自分が納得できるかが大事なのかなあ
なんて思ったりもします。
以上!
Hana