大学院受験の際に絶対やったほうがいいこと①:先生の論文を読破
※本記事内に登場する「先生」という単語は、「大学院で論文指導をお願いしたいと考えている先生」のことを指しております。
こんにちは、Hanaです!
今日は、これやったら合格に近づくんじゃないかな〜と個人的に思っていることの1つをご紹介。
ズバリ「受験大学の先生の論文を全て読む」でございます。
前回の記事(受験タイムラインに関するもの)にちらほら登場した「教授の論文読み漁り」とはまさにこのことです。
著名な先生の場合だと、出版論文数が優に100本を超えてきたりします。時間・精神的なコストがかなりかかる作業ではありますが、私のやってよかったと心の底から思える受験対策第一位です。
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・メリット
①出願書類から熱意が溢れ出す
出願書類の中に「この先生がいるからこそ、こちらの大学に行きたいのです」みたいなことを書くのは結構常套手段かと思うのですが、そこに、「ちゃんと全部論文読んだ上でこの先生推しなんですよ」と書けると、説得力も増すし熱意が伝わるかなと思います。実際、アメリカのとある先生に合格のコツをお聞きしたところ「僕の論文全部読んできた子がいて、それは感動してまあ合格させたよね」っておっしゃっていたので、熱意が十分伝わる行為なのは間違いなしです!
②出願書類のクオリティがあがる
興味分野の論文を何十本も読めばいやでも洞察深まりますよね。これによって、より高次なレベルで自分の研究テーマや目標について語ることができるようになると思います。
③興味分野の領域の全体像が掴める
論文のイントロ部分や最後のディスカッションでは、過去になされてきた研究のまとめやそれらへの批判が述べられています。ですので数十本読むことで、興味分野のホットトピックや、どのような視点から議論がなされているのかが掴めてきます。そのトピックの論点の時系列的変化のようなものもぼんやり見えてきます。
・方法
大学HPのResearcherセクションやgoogle scholar などから先生の出版論文一覧を探し出します。そしてそれを片っ端から読みます。以上です。
論文の量が多いので管理が大変になるかと思いますが、私はDropboxやMendeleyなどのサービスを利用していました。こちらは論文管理だけでなく、それぞれの論文の気になる箇所にマーカーを引けたりコメントが入力できたりもするのでおすすめです。
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はじめは読むスピードが遅くて挫折しそうになるかもしれませんが、10本くらい読み終わった後にはかなりスラスラ読めるようになっていると思うので、コツコツ頑張ってみてください!
ちなみに私は時間が足りなくて、第一志望校の先生のものしか読み終われませんでした…やっぱり計画って大事!
Hana